あなたの無意識を信頼しましょう
私が初めてNLPと催眠を学び始めたとき、私は無意識に関する多くの文献を読みました。
意識においては一歩ずつ段階的に考えるのに対し、無意識は直観的なジャンプをすると説明されています。
意識においては、限られた数のものごとを保持することができますが、一方、
無意識は、あなたの回りで起きているすべてを追うことができます。
意識は新たにできあがったものであり、無意識は長い間にわたってともにあるものです。
会話による催眠に熟練するためには、あなたの意識と無意識の間にラポールを築くことが賢明です。
もちろん、『無意識』というのは単に考えにすぎず、それが実在するというものではありません。
しかし、それは普通の意識の外にある多くのものを受け入れ、保存し、アクセスし、
影響を与えるという人間の能力を表現するのに有効な方法であるようです。
無意識は、催眠下のコミュニケーションにおいて、あなたに価値ある情報をもたらすでしょう。
しかしながら、それはあなた自身がその情報を受け入れるのを許す時だけです。
西洋社会においては、無意識の発する多くの信号を無視することを教えられています。
しかし、あなたはそれらにより気づくようにすることができます。
あなたが次の食事を選ぶ前に、自分自身に尋ねてください。
「私は、何を食べたいですか?」、
そして、あなたが得る反応に注意を払ってください。
あなたの意識と無意識の間のコミュニケーションの経路を広げる
最も速くて最も簡単な方法のうちの1つは、意思決定をするときに
活発にあなたの無意識を参加させることなのです。
こんな風に自分に質問してみてください。
「今夜何をしたいですか?」、
「[状況x、yまたはz]に対してどのように感じますか?」
「今日、何を着ましょうか?」、
「誰に電話をかけたいですか?」、等々。
〔コツをいくつか〕
· 無意識は、常にあなたの利益になるように振舞います。
あなたが質問をしても望む答えが得られない場合には、
それに正当な理由があるのだと仮定してください!
それから別の質問をしてください。
· 意識と無意識が『否定』を取り扱うやり方は違っています。
肯定的なコミュニケーションをしてください。
「だめだ」、「いや」と「〜でない」といった言葉を使わないように。
· より小さなものから始めてください、そして、次第に大きなものに進んでください。
ローマは一日で造られませんでした。
無意識に対して丁寧に接してください。
「どうぞ〜してください」や「ありがとう」と言うこと。
私自身は、ここに書かれているような「無意識は何でもできる」といった考え方にくみするものではないが、催眠をテーマとした著書の多くでは、『無意識』を礼賛しているものが大多数だと思われる。
ところで、この文章では、『無意識』を喧伝する一方、
「それは単なる考えに過ぎず、実在するものではない」という冷静な見方も示されている。
<意識−無意識>モデルは、
ものごとの説明をするときに概念的に用いられる言葉としては便利なのだが、
それが実在するか否か、具体的に何かということを示すのは、
現時点においては不可能に近いくらい困難である。
<意識−無意識>といったモデルや言葉は、
比喩的なものとしてとらえておくのが良いのではないだろうか。
また、「あなたの無意識のパワーを最大限利用して〜」とか
「あなたに眠っている潜在意識の力によって〜」といった
自己啓発系のセミナーの多くに対しては、お金と時間を使わないのが賢明だとも思う。
実証することができない『無意識』『潜在意識』という概念を振りかざすだけのことが多く、醒めた見方をすると『無意識教』『潜在意識教』の宗教的な集会に過ぎないので。
単にお金を搾り取られるだけのセミナーに最大限利用されているのは参加者であって、それによって儲けを手にするのは主催者という構図はいつも認識しておくと良いだろう。




