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「催眠話法コース」 (Hypnotic Language Course)は、会話の中に催眠的なことばづかいを自然に取り入れられるようになることをねらいとする、メールマガジンによる教育プログラム。イギリスのSalad社が提供している。 (無料)

とうとう__。

「とうとう」というのは、特に何かを示す言葉ではなく、何でも物事がとうとう起きたということをイメージできる言葉です。

 ・とうとうあなたはこれらの出来事の意味を知る方法を見つけることでしょう。

 ・とうとうあなたはそのやっかいな癖をなくしてしまうことができるでしょう。

 ・とうとうこうした言い回しがあなたの口から、まるで自分の名前でもあるかのようにたやすく出てくるようになるでしょう。



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  • このエントリーのカテゴリ : 催眠
「催眠話法コース」 (Hypnotic Language Course)は、会話の中に催眠的なことばづかいを自然に取り入れられるようになることをねらいとする、メールマガジンによる教育プログラム。イギリスのSalad社が提供している。 (無料)

あまり急いで___しないように。

あなたはそうしようとしています。それは、どれだけ早いかというだけの問題で、いますぐにでもというほど早く起きてほしいとは思っていませんよね。

あまり急いでトランスに入らないように。
あまり急いで目を閉じないように。
あまり急いでこうした言い方を学ばないように。



反作用の法則。
「~しないように」といいながらやってもらいたいことを言う。
何かをしないためには「~する」ことを想像してみることが必要となる。
そこに「あまり急いで」という言葉を付け加えて、誘導のペースをコントロールする。
これが上記の意味するところ。

柔道には「押さば引け、引かば押せ」という言葉もあるが、
それと似ているような感じもする。
相手の力(この場合は想像力)を最大限利用しようとする方法だ。
  • このエントリーのカテゴリ : 催眠
マジックの重要な技法。
ミステリー小説でもよく使われるが、観客や読者を、意図的に誤った方向にコントロールすること。

マジックでは、たとえば右手側に観客の視線を誘っておいて、左手で秘密の操作をすることがある。ひいて言うとすると、「本当に注意してほしいところに相手の意識を誘導することによって、その裏側で行われれいる仕事に注意が行かないようにする」ということである。

人には「思い込み」や「先入観」というものがあるから、それを利用するとすっかり信じ込んでしまうところがある。「信じたがる脳」というのがキーワード。

人間はなぜ「信じたがる」のか?(心理学者ジェームズ・オールコックによる説明)
それは、人間には新しく入ってくる情報が、既に信じているものと一致すれば受け入れ、矛盾すれば受け入れない傾向があるからである。これは進化の流れにおける生存戦略として有効だった。それがあるからこそ人間だけが文化を築くことができたのだとも言える。そして、「信じたがる脳」は、それが真実であるかどうかは考慮しない。この脳の働きは人類が脈々として受け継いできた行動の習性だ。

そうしたものにツケ込むのが、常温核融合、波動水、ホメオパシーなどのニセ科学だ。また、代替医療などとして喧伝しているバッチフラワー、カイロプラティック、オーラソーマなども、「信じたがる脳」によってつくり出された「プラシーボ効果」によるもの。いずれもその科学的根拠が立証されていない。

話がそれてしまった。そうした悪質な儲け本位のニセ科学はさておき、マジックではミスディレクションを楽しむのが良い。観客をミスディレクションで楽しませることができるのがマジックのエンターティナーというものだろう。

このビデオの後半では、とても楽しいミスディレクションの実演が見られる。ニセ科学にお金を使うくらいだったら、こっちの方がずっと良い。


アメリカン・クラシックで思い出したのだが、
こちらは絵画の方のアメリカン・クラシック。
(といっても、ぐっと現代に近い。)

エドワード・ホッパーの絵。
20年ぐらい前にニューヨークで作品を見て以来、
今でもときどき画集を見ている。

都市生活を描いた絵も多く、深夜のダイナー(簡易食堂)
を描いた「Nighthawk」(3:23あたりの絵)などは、
現代人の生活にも通じるところがあるだろう。
(絵の方がずっと粋だけれども)

どの絵にも孤独感が漂う。

都会はそうした人びとがとても多く集まっている場所。
人が多いからこそ感じる群衆の中の孤独ということもある。
でも、例えば電車で乗り合わせた隣の人も
もしかしたら同じことを感じているかもしれない。

孤独にも隣があるということだろう。


  • このエントリーのカテゴリ : アート
アメリカン・クラシックの名曲の一つ。サミュエル・バーバー作曲。
アメリカでは葬儀のときに流される曲としてよく知られているようだ。
何でも、あのJ.F.ケネディの葬儀で使われて以来であるらしい。

また、この曲を使った映画として、
 「エレファント・マン」
 「プラトーン」
 「ロレンツォのオイル」
などがある。 いずれも良い作品だと思う。

ずっと抑えてきた旋律が途中で激しく突きあげる。
終曲に向かっては消え入るように。

主旋律を聴いていると、いろいろなことが思い浮かぶが、
それはたいていが過去のことだ。

過去の事実はどうすることもできないが、
その意味については違った解釈をすることもできる。

この曲を聴きながら過去にさかのぼり、
過去の自分とじっくり対話し、そして、そのおしまいに、
過去の自分を葬ることも良いのではないだろうか。


  • このエントリーのカテゴリ : 音楽
'The Top 10 Secrets of Conversational Hypnosis' (会話による催眠の秘密トップ10)から、その要点の紹介: (第6回)

今回のテーマは、話をするときの声の使い方。

文の終わりに向けての声の高さとトーンの使い方で、深層の無意識はその文がどんな内容であるのかを判断します。

 ・声の高さが上がっていくのは疑問文
 ・水平なものは平叙文
 ・声の高さが下がっていくのは命令文

人をトランスに誘導するときに、最も有効と考えられるのはどれでしょうか?もちろん、声の高さを下げていくことです。例えば、「何か質問がありますか?」という文について、声の高さを上げて、次に水平にして、最後に下げて言う練習をしましょう。

文の終わりに向けて声の高さを下げることによって、誰かの脳の「命令モジュール」を開くことができます。人は、何かを頼まれたときに最後のほうを下げて言われると、あなたがそうして欲しいことをやりそうです。なぜなら、脳がその言葉を命令としてとらえるからです。

誰かの意識や何かやって欲しい特定の行動について、導く方向を定めてください。暗示文を「声の高さを下げていく方法」で言う練習をしてください。すると、大きな違いに気づくことでしょう。

数年前にNLPのセミナーをやったときのことなのですが、この「声の高さを下げていく方法」について話をしました。あるオーストラリアからの参加者が、「声の高さを上げていく方法」の効果はどんなものかと質問をしました。私は、「それはまったく効果がありませんか?」と、「声の高さを上げていく方法」で答えました。そして、ポイントは理解してもらいました。あなたが人に自分の指示に従ってもらいたいとき、「声の高さを下げていく方法」で話をすると、結果がそうなる可能性は高まります。



上記の文自体が誘導文であるとも感じられる。

それはさておき、ここで語られている内容は、英語で話をするときのこと。映画などを見てみると、言葉の意味がわからなくとも、それが疑問文なのか普通の文なのかはすぐにわかるはずだ。日本語では、方言も含めて、聞き手が言葉の抑揚をどうとらえるかということに注意すると良いだろう。

人は、声を通じて言葉を受け取るので、そのコントロールは重要。通常、相手がよく聞き取れるようにペース合わせをして、はっきりと一語一語を大切に伝えていく必要がある。(そうした言葉の中に「二重の意味を持つ言葉」を入れていくこともある。)声の高さ、調子などで感情が伝わることもある。優しい言葉をかけながらも声の調子が冷たいとダブル・バインド(二重拘束)状態となってしまい、聞き手がどう反応してよいかとまどってしまう。

また、催眠誘導においては、リラックスをうながすために、一旦相手と会話のペース合せをした後、次第にゆっくりと、トーンを落とすような話し方でリードしていく方法をとることも多い。

話しをするときの声の高さやトーンに注意してみよう。
  • このエントリーのカテゴリ : 催眠
ブラッドベリの「霧笛」に描かれた恐竜がロンサム・ベイの灯台を失ってしまったときに感じたことを考えてみる。それは「対象喪失」という言葉でまとめられる。

対象喪失―悲しむということ (中公新書 (557))対象喪失―悲しむということ (中公新書 (557))
(1979/11)
小此木 啓吾

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この本には、次のようなことが書かれている。

○対象喪失(Object Loss)とは

 1.近親者の死や失恋をはじめとする、愛情・依存の対象の死や別離
    ・親しい一体感をもった人物の喪失
 2.住みなれた環境や地位、役割、故郷などからの別れ
    ・自己を一体化させていた環境の喪失
    ・環境に適応するための役割や様式の喪失
 3.自分の誇りや理想、所有物の意味をもつような対象の喪失
    ・アイデンティティ(自己同一性)の喪失
    ・自己の所有物の喪失
    ・身体的自己の喪失
      a.自己の死を予期
      b.近親者や親しい人びとの死がひきおこす、
        自己の死に対する予期と不安の心理

こうしたことを外的(自分の心の外で)喪失するか、あるいは内的(自分の心の中で)喪失するか。
また、「強いられた対象喪失」であるか「自分がひき起こした対象喪失」であるかという区別もされる。

○対象喪失の心的過程

  1.人間は愛情・依存の対象を失った場合、
    およそ一年くらいの時間的経過を経るうちにその悲しみから立ち直る。
  2.人間はその一年の間にさまざまな感情体験をくり返し、
    悲しみと苦痛の心理過程を通して、
    対象喪失に対する断念と受容の心境に達することができる。


  ・精神科医J.ボールビーが提示した対象喪失の心理過程
     a.対象喪失に対する抗議(protest)と不安
     b.絶望と悲嘆(grief)
     c.それまで対象に向けていた関心や欲求の撤去・忘却による
       その対象からの離脱(detachment)


○ フロイト 『悲哀とメランコリー』(1916)による「悲哀の仕事」の概念:

   1)対象喪失によって起こる悲哀がつづく限り外界への関心は失われ、
     新しい愛の対象を選ぶこともできない。
   「悲哀の仕事」では、この対象とのかかわりを一つ一つ再現し、解決する。
   「悲哀の仕事」が完了した後、自我はふたたび自由になって現実に戻る。

   「悲哀の仕事」の課題:
   失った対象に対する、恨み、憎しみ、亡き者にしたい衝動、
   それらがその死によって満たされてしまうことによって生じる
   恐怖、罪意識、それをつぐなおうとするくやみとつぐないの心理を、
   自らの心の流れの中で改めて体験し、洞察し、推敲していく作業。

  2)悲哀に対する心的な防衛
   (1)悲哀の抑圧
   (2)対象の置き換え
   (3)対象喪失の否認
   (4)対象とかかわっていた自分の排除
   (5)失った対象の占有と支配
   (6)失った対象のとり入れと同一化

  3)悲哀のプロセスの各段階へのこだわり
   (1)見捨てられる不安と幼児的退行
   (2)対象喪失のためにおこる不適応
   (3)過度の理想化と悪玉化
   (4)たたりへのおそれとおびえ罪悪感
   (5)喪失への抗議と仇討ち心理
   (6)自己喪失による絶望

 *生から死に至るまで人生は対象喪失のくり返しである。
  われわれ人間にとって、どのようにして悲哀の仕事を達成し、
  対象喪失をどう受容するかは、もっとも究極的な精神的課題である。


 <精神分析的研究の流れ>
   (1)愛着(attachment)と依存(dependency)
   (2)失う対象とは? 対象喪失が起こるためには、
                この対象像が他の対象像と識別される唯一独自で、
                しかも一定の恒常性と同一性をもつものとして、
                心の中に形成されていなければならない。
   (3)対象との分離
   (4)対象の破壊
   (5)移行対象 : 人間の心が頼りにする重要な対象。
              人形、ペット、芸術作品など。
              失う恐れのない不死の存在。

 
対象喪失は大きなストレス源となる。しかしながら、人間は限りある存在であり、自分の生も含めて何かを失うことが避け得ないのだから、それに目を背けて逃げるだけではなく、自分の中で消化することが必要となる。その対象についての自分の考えを整理したり、ものの見方を変えたりすることで、対象喪失という事実を受容しながらも自己を開放し、成長していくことができるようになる。その場合、状況によっては他者による援助が必要となるかも知れないが。いずれにせよ、その出来事を乗り越えることで自信が回復され、自我が強化されることになるだろう。また、移行対象を持つことは心的ショックの緩和に役立つ。
  • このエントリーのカテゴリ : 心理
レイ・ブラッドベリは好きな作家の一人で、その中でもとびきり好きな作品。
ずっと前に読んだのだけれど、印象に残っている。

この作品は下の短編集に収められている。
ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)
(2006/02/27)
レイ・ブラッドベリ

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また、萩尾望都のコミック版もなかなか良かった。
ウは宇宙船のウ (小学館文庫)ウは宇宙船のウ (小学館文庫)
(1997/08)
萩尾 望都

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<あらすじ>

舞台はロンサム・ベイ(寂寥湾)の灯台。先輩の灯台守マックダンと私だけがいる寂しいところ。
"It's a lonely life, but you're used to it now, aren't you?" asked McDunn.
「寂しい生活だけれども、慣れただろう?」とマックダンが語りかける。そんな場所でのこと。

この灯台には、毎年、霧笛の音に誘われて一頭の恐竜がやってくる。百万年の時を越え、ひとり過ごす海底から。灯台の霧笛の音がすでに死に絶えてしまった仲間の恐竜の呼び声のように聞こえるのだろう。

ところが、その恐竜が来た時、マックダンが霧笛を止めてしまう。

恐竜は驚き怒り、灯台を破壊する。その後、恐竜は嘆き、とまどい、寂しがっているような声で鳴く。百万年の彼方から呼び掛けてくれるものがいなくなってしまったのだ。
その声はロンサム・ベイの灯台の霧笛とそっくりだった。
そして、恐竜は孤独な海底に帰って行き、戻ってくることはなかった。


<特に印象に残るシーン>

The monster was only a hundred yards off now, it and the Fog Horn crying at each other. As the lights hit them, the monster's eyes were fire and ice, fire and ice.

怪物はほんの100ヤードのところにいた。そいつと霧笛とはお互いに鳴きあっていた。信号灯がその目に当たったとき、怪物の目は火と氷だった。火と氷。

"That's life for you," said McDunn. "Someone always waiting for someone who never comes home. Always someone loving some thing more than that thing loves them. And after a while you want to destroy whatever that thing is, so it can hurt you no more."

「それがお前さんの生き方さ」 マックダンは言った。
「二度と返らないものをいつも待っている。あるものを、それが自分を愛してくれるよりももっと愛している。ところが、しばらくすると、その愛するものが何であれ、そのために自分が二度と傷つかないように、それを破壊してしまいたくなるんだ。」


<そしてラストシーン>

I sat in my car, listening.  I couldn't see the lighthouse or the light standing out in Lonesome Bay. I could only hear the Horn, the Horn, the Horn. It sounded like the monster calling.

I sat there wishing there was something I could say.

私は車の中に座ったままで、じっと耳をすましていた。私には、ロンサム・ベイに立っている灯台も、その信号灯も見えなかった。私にはあの霧笛、霧笛、霧笛だけが聞こえていた。その音は、あの怪物の呼び声にそっくりだった。

私はそのまま座っていた。何かひとこと言えたらいいのに…と思いながら。


「霧笛」 (英語原文が全文掲載されている)


フロイトが1916年に発表した『悲哀とメランコリー』の中で述べているグリーフワーク(grief work悲嘆の作業)ないしはモーニング・ワーク(mourning work:喪の作業)のことも連想されるが、そんなことよりも、この作品を通して流れている蒼い海風、青い空、深く碧い海の色、霧に包まれた夜の暗さ、信号灯の白い光、そして霧笛の響きを感じると良いと思う。
誰しも基本的な孤独感というものを抱えているのだろうから。
  • このエントリーのカテゴリ : 文学
「催眠話法コース」 (Hypnotic Language Course)は、会話の中に催眠的なことばづかいを自然に取り入れられるようになることをねらいとする、メールマガジンによる教育プログラム。イギリスのSalad社が提供している。 (無料)

___を想像できますか?

あなたはそれを想像できますか? それができるかどうか確かめるためには、まずやってみなければなりません。

・あなたがこれまでに経験した最も深いトランスに入っていくのを想像できますか?

・目覚めたときにこの問題が消えてなくなってしまっていることを想像できますか?

・催眠言語パターンを用いて、無意識の能力を開発することができることを想像できますか?



何かを行っていることを想像することには、それを実際に行うことと近いものがある。スポーツ選手が行うメンタル・リハーサルもその考え方を利用したものだ。

今回の話法では、単に「~を想像して」というのではなく、「~を想像できますか?」と聞いているところがポイント。これにより聞き手の自発的なかかわりを引き出している。被催眠者への動機付けがなければその気になって暗示に反応するということもないが、この問いへの対応は比較的やさしいのではないかと思われる。「想像すること」には、それほど大きな努力が必要ではないからだ。

そして、いったん何かを想像してはっきりとしたイメージが描けるようになると、そこから催眠へと至る道はそれほど遠くない。
  • このエントリーのカテゴリ : 催眠
マジックは演出の仕方次第でどのような感じにもなる。
同じ原理を使いながら、観客は演出によって違った印象を受ける。

たとえば、この「Out of this world」。
1942年にポール・カリーによって考案された古いマジックだが、
時のイギリス首相チャーチルをびっくりさせた
カード・マジックの傑作と言われている。

<現象>
マジシャンではなく観客がカンだけでカードを赤と黒に分けてしまう。


<実演>

1.日本では「赤と黒」と呼ばれることもあり、そのクリップが次のもの。
前田知洋さんのパフォーマンス。



 マナカナがまるで超能力でも持っているかのような演出。

2.海外版(英語) スピーディーな実演



 こちらも実演の前にESPの話題に触れている。

3.ダレン・ブラウン (Derren Brown)版
 
  カードを使わずに、写真で行っている。お墓の中で実施し、写真に写っている人の霊が何かを語りかけているのだとでも言うようである。観客は、死者(DEAD)と生者(ALIVE)とを100%正確に分けたと知ってビックリする。


(注)まるで霊能者のように見えるが、ダレン・ブラウンは、霊能者バスターとしても有名である。


このクリップの4:05あたりのダレン・ブラウン(Derren Brown)の言葉に注意!
"That was out of this world."
これもお得意の二重の意味(Double meaning)をもつ言葉だ。
 第一の意味は、「この世の物とは思えない」 (死者を連想させる)
 第二の意味は、「とびきり素晴らしい」 (結果について前の言葉との文脈から)
 そして、隠された第三の意味は、
「これは”Out of this world”というマジックだった」

同じ原理を使いながら、三人三様の見せ方である。

いずれもポール・カリーの原案に従ったパフォーマンス。
ただし、実演の前には準備が必要だ。
これを初心者でも準備なしでできる方法が以下の本に説明してある。
(オリジナルのやり方の方がカッコよく思えるが、こちらの手順はやさしい。)
マジックって、ヤッパリ面白い。
カードマジック (奇術入門シリーズ)カードマジック (奇術入門シリーズ)
(1987/06)
高木 重朗

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このブログも書き始めて連続100日。
われながらよく続いたものだと思う。

100といえば百物語。
日本の伝統的な怪談会のスタイルのひとつで、怪談を一つ話すごとにろうそくを消して行き、怪談を100話語り終えると、本物の怪が現れるとされる。そのため、実際の会では99話で語りおさめにして朝を待つのが通例であったとか。

この百物語の雰囲気をよく表現しているのが次にあげるコミック。
杉浦日向子さんの『百物語』だ。名作。
この本でも江戸期の通例にしたがって、99話で語りおさめ。
あとの1話は読者のこころの中で語られるということかも知れない。

百物語 (新潮文庫)百物語 (新潮文庫)
(1995/11)
杉浦 日向子

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100本のろうそくを消してしまうとどうなるか?
昔懐かしい 「まんが日本昔ばなし」では...


さて、100話を語り終えた。
明日からどうなるかわからないが、
もし怪異にとらわれることもなく生きていて、
気もふれていなくて、書けるようだったら書き続けることにする。

                          百物語・・・了
現代社会のあわただしさは 、追い越し車線の人生 (Life in the fast lane)にたとえられる。
とにかく目的地を目指して、周りの風景を楽しむことも無く、人を追い抜き、走り抜けていくように。

そうしたストレスフルな毎日を過ごす中で、
ひとときの落ち着きが欲しいとき この曲は良い。

ヨハン.セバスチャン.バッハ作曲
管弦樂組曲第3番二長調.BWV1068の第2曲
(バイオリンのG線だけを使って演奏されるため、G線上のアリアが通称となった。)

テレビもPCも消し、新聞も本も読まず、
この調べだけにひたっているということがよくあった。

やわらかく包み込むような、すべてを受容するかのような、
ゆったりとしたメロディが流れていく。

何も考えず、目を閉じたければ閉じて、
しばらくその流れにこころを洗われてみるのも良いだろう。


  • このエントリーのカテゴリ : 音楽
以下は、'The Top 10 Secrets of Conversational Hypnosis' (会話による催眠の秘密トップ10)から、その要点の紹介: (第5回)

今回は『アナログ・マーキング』がテーマ。

あなたが相手とのラポール(信頼関係)をひとたび結べると、直接無意識とコミュニケーションするための特定のカギとなる語句を際立たせることができます。
このことは、一見普通の会話を使って潜在的なメッセージを覆い隠しつつ、特定の方向で人の無意識を導くことができることを意味します。
これを、『アナログ・マーキング』と呼んでいます。

ちょっとコツをあげてみましょう:

· あなたが人の無意識に送りたいメッセージを決めてください。

 (例えば、「本当に快適であると感じる」、
      「リラックスすることができる」、
      「今すぐ買う」 等)

· あなたが楽々と話すことができて、
 そのメッセージ(もしくは複数のメッセージ)が不適当と
 ならないような文脈を考えてください。

 (例えば、健康ランドについての話 等)

· 埋め込まれたメッセージを利用できる文を使って、、
 その文脈をふまえて話してください。

 (例えば、
   「私はこの新しい健康ランドに行きました。
    そこは有益で役に立つことをしている間にも、
    リラックスすることができる場所だったので、
    私は本当に快適であると感じることができました」)

· あなたが埋め込まれたメッセージを始めるときに、
 その言葉を相手の無意識に気づかせるようなことを
 何かしてください。

 それには、次のようなことをするとよいでしょう。
  a.声のトーンをわずかに低くする
  b.相手の腕に触れる
  c.眉をつり上げる
  d.頭を一方の方へ動かす
  e.ゆっくり話すようにする   等。
 
 (訳注)これらは『アナログ・マーキング』の例。

練習すれば、あなたがどれくらい早く、
簡単にこうしたことをできるか知ってびっくりすることでしょう。



『アナログ・マーキング』の技法については上記のとおりだが、
ここでその実例を見てみよう。


イギリスのメンタリスト、ダレン・ブラウン (Derren Brown)のTV番組から。
これはちょっと意地悪な例かも知れないが、見ていて面白い。
一見普通の会話をすることで、降車する予定の駅名を忘れさせている。
(動画には4ケースが収録されている。うち、3ケース目だけが失敗例。)

例えば1ケース目の1:08あたりの会話にもアナログ・マーキングが使われている。(声の抑揚)
また、2ケース目が顕著な例。二重の意味(double meaning)を持つメッセージを会話の中に織り交ぜ、アナログ・マーキングを使いながら会話を進めることで、表面は「あなたはどの駅のことを考えていますか?どの駅で降りるつもりですか?」というメッセージが「そのことについて考えるのを止めなさい」というメッセージにも変わりうるということが示される。("What-STOP THINKING ABOUT IT NOW-where you getting off at?" 太字がアナログ・マーキング。単にWhat stop thinking about it now?だと、「今どの駅のことを考えていますか?」)
そして、「on the tips of my tongue」 (「舌先にあるのに~」→日本語では「ノドまで出かかっているのに~」という言葉を使用するタイミングと手法が鮮やかだ。これも二重の意味(double meaning)を持つメッセージである。

日本催眠心理学会では、こういったこともさきがけて研究し、楽しんでいる。
  • このエントリーのカテゴリ : 催眠
以下はフロイトの論文の一部から。

『治療の目的のために催眠を実施するのはきわめて容易だと思うのは間違っている。それとは逆に、催眠の技法は他のどんな医学的な方法に劣らず難しい。』


『催眠療法の主な欠点は、量をきめることができないことだ。達成できる催眠の程度は医者の操作に左右されず、患者の偶然の反応に左右される。』


『催眠の真の治療価値は、その間になされた暗示にある。』


『催眠の深さは、催眠の成功と必ずしも正比例しない。』


『催眠療法の分野は、神経疾患の他の治療法の分野よりもはるかに広いことは疑いない。催眠は症状に、しかも短期間影響を与えることができるだけだという非難は正しくない。』

フロイトは催眠についても研究していたのだが、結局はそれを捨て、自由連想法による精神分析の道を切り開く。


フロイト自身が自分について語った貴重なクリップ。

  • このエントリーのカテゴリ : 催眠
短編の名手、サキを代表する作品。

サキ短編集 (新潮文庫)サキ短編集 (新潮文庫)
(1958/02)
サキ

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神経衰弱の治療のために田舎に転地した青年が姉の知り合いの家を訪ねる。当の本人は留守であったが、彼女の姪の15歳の少女が彼の相手をしてくれる。その家にはフランス窓(地面のところまで開く、扉のような窓)がある。少女はなぜ10月の午後なのにフランス窓をいっぱいに開いておくかを話し始める。三年前、猟に出かけたまま伯父と二人の弟と飼い犬が沼に飲み込まれて、そのまま帰ってこないのだと。フランス窓を開いておくのは、伯母がみんなが帰ってくるのを信じているからだ。そこへ伯母が帰ってくる。そして少女が語ったそっくりの光景が再現される。死んだはずの人々、飼い犬などが戻ってくる声が聞こえてきた。


言葉の人に与える影響という点で非常に興味深い作品。状況設定の妙も感じられる。ウソと事実を混ぜ合わせることで、人が何かを信じていく過程が、登場人物の青年の味わった恐怖とともに伝わってくる。

催眠誘導によって幻覚を見るということもあるが、そのプロセスと比較してみるのも良いだろう。

なお、この作品は教訓を伝えようとしているわけではないのだが、人の言葉などによって作られた思い込みを自分の行動の基礎に置いてしまうのは危険でもあるということも感じる。「振り込め詐欺」もその一例。都市伝説、幽霊話などはもちろんのことである。

この作品は、以下のリンクから、英文、日本語翻訳文とも全文読むことができる。
短い作品ではあるが、ピリリと辛い。

Open Window (英語原文)

開いた窓 (日本語翻訳文)
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あなたが___し始めるころには、あなたは...でしょう。

あなたが___し始めるころには?
それは正確にはいつでしょう? 私にはわかりません。
しかしながら、あなたがそれを見つけ始めるころには、暗示はすでに入っていることでしょう。

あなたがそんにも遠くやって来たと気づき始めるころには、自分がどんなに変わったかを知って本当にどきどきすることでしょう。

あなたがこうしたパターンが自分の話の中に現れるのを聞き始めるころには、あなたはそれらを実によく学んだと知ることでしょう。



あなたがこれを読み終えてその有効性に気づき始めるころには、あなたは新しい技法をひとつ身につけていることでしょう。 聡明なあなたのことですから、きっとそうでしょうね。
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Author:青狐レオ
催眠や心理学について研究しています。 テーマは「催眠」「心理学」「精神医学」「コミュニケーション」など。その他には、マジック、アート、インプロ、映画にも興味があります。

 

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