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「実用催眠学」を読む(4)

第3章 シャーコーおよびシャーコー派

この頃、パリの生理学者でシャール・リシューという人がリーボールとは全く別に催眠術の研究を始めた。リシューは催眠術とは言わず、「人為的睡遊」と称していたが、はたしてそういうものがあるかどうかということについて、1875年にパリ―でこれを論じた。リシューは催眠術というようなものが実際にあることについては反対していたのである。
 また、当時パリに神経学で有名なシャーコーという人があった。この人は1893年に死んだのであるが、催眠学の研究においては、大いに功績のあった人で、シャーコー派と称する一派ができたくらいである。シャーコーの研究した結果は、リーボールのとは全く趣を異にしており、一種の面白い現象を発見した。それは、催眠状態になるとヒステリー性癲癇のごとき一種の生理的状態が現れるということである。このように、シャーコーは催眠現象をほとんどヒステリーの徴候のようなものだと考えていた。
 パリの神経学者でポール・リシュールという人も、シャーコーと同一の傾向を以て、催眠術について多くの実験をした。その実験結果は1881年にLa grande hysteriaという書に記されている。
 それからシャーコーの説をとった学者には、パリの心理学者ビネー、神経学者フェレー、バビンスキーなどがいる。多くの学者がシャーコーの説をとって催眠術の研究をするに至ったから、シャーコー派と称するものは一時勢力を得た。

 (注)ここで書かれているシャーコーは、ジャン・マルタン・シャルコー。パリのサルペトリエール病院で催眠の研究を行っていた。多くの学者によるシャーコー派は、病院の名をとってサルペトリエール派とも呼ばれる。
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青狐レオ

Author:青狐レオ
催眠や心理学について研究しています。 テーマは「催眠」「心理学」「精神医学」「コミュニケーション」など。その他には、マジック、アート、インプロ、映画にも興味があります。

 

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