04 月<< 2018年05 月  12345678910111213141516171819202122232425262728293031  >>06 月
 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アメリカン・メスメリズムの系譜

「こころに思ったことがその通りになる」
そういったビジネス本やセミナーをよく見かけませんか?
アメリカの成功哲学などで語られることの多いこの言葉。
これをたどっていくと一人の人物にあたります。

「ニューソート」(New Thought)と呼ばれる
キリスト教宗教運動の創始者の一人とみなされている
フィニアス・P・クィンビー(Phineas P. Quimby)がその人。

クィンビーは、あるとき重い病気にかかり、
メスメル派の治療者によって癒されます。
このときの治療は、催眠術と心霊術を組み合わせたようなもので
あったと伝えられています。 (メスメリズムのパス法?手かざし?)
その後、自分自身も治療者となりますが、
やがて彼は「病は気から」という信念に取りつかれます。
すなわち、病は全て悪い信念から生じるものであるから、
心のゆがみを治せば肉体の不調も治るという思想です。

(アメリカの成功哲学: 「良いことを思えば 良いことを引き寄せ
               悪いことを思えば 悪いことを引き寄せる」
 の源流ということでしょう。)

そして、彼は自分の治療が、イエス・キリストが行なった治療と
同一であると主張するようになります。
 『神とはこの世の本質であり、「科学」であり、
 イエスがキリストとして説いた原理である。
 そして、自分はそのキリスト科学を再発見した。』という主張です。

この考え方は クリスチャン・サイエンスに引き継がれることになります。
その中から、ジョセフ・マーフィーなども出てきます。
  (ディヴァイン・サイエンス教会)
ジェームズ・アレン、ナポレオン・ヒル、スティーブン・コヴィーなども
その系譜に連なる人たちです。

こうやって見ると、本屋には催眠本、新興宗教本が、
「ビジネス」の棚あたりに一杯ならんでいるようにも感じられます。
催眠の原理や歴史などをきちんと書いた本は少ないのですが、
読んだ人を催眠誘導しようという本は次から次へと出てきます。
それから、自己啓発セミナーなども、
このニューソートを利用したもののひとつです。
参加者の問題より、金儲けを目当てとしたセミナーもあるので
気をつけなければいけません。

アメリカン成功哲学の基本は催眠。 
そして、特にメスメリズムと結びついたキリスト教系新興宗教。
それが形を変えて日本に輸入され、
ビジネス本として紹介されているということですね。

  • このエントリーのカテゴリ : 催眠

コメント



 編集・削除ができます。
 管理者にだけ表示を許可する
 
 

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

04月 | 05月 | 06月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


 
 

全記事表示リンク

 
 

検索フォーム

 

プロフィール

青狐レオ

Author:青狐レオ
催眠や心理学について研究しています。 テーマは「催眠」「心理学」「精神医学」「コミュニケーション」など。その他には、マジック、アート、インプロ、映画にも興味があります。

 

QRコード

QRコード
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。